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ベビーシェマ

こんにちは。広報チームの岡野です。

少し前ですが、筆者の周りでベビーブームがあり、赤ちゃんが沢山生まれました。

新型コロナのこともあるのでまだ直接は会っていないのですが、友人への近況報告や情報交換の際、返信で赤ちゃんの写真をもらうことが増えてきたんですね。

筆者、自身が子どもを産むまで全然気付いていなかったのですが、どうやらもの凄い、赤ちゃん・子ども好き人間だったんです。

そのため、メールなどで赤ちゃんの写真を貰った日にはもう、可愛くて可愛くて画像を見てはニヤニヤニマニマ…

端から見たら、完全にアウトな感じになっている自覚があるんですけど…やめられないといった具合です。

でも、赤ちゃんって人間に限らず、他の動物の赤ちゃんも可愛見えたりしませんか?

ペットショップで見かけることが多い、子犬も子猫も子うさぎなんかも…やっぱり可愛いですよね。

それもそのはず。

これにはきちんと理由があるんです。

…という訳で、今回は『赤ちゃんを可愛いと感じる理由』を書いていくことにしますね。

そもそも“可愛い”というのは、なんだか漠然とした認識ですよね。

少なくとも筆者は、可愛いと感じた時、“ナニが・ドコが”“どんな風に”可愛いのか、うまく説明できません…。

では、人はなにを持って“可愛い”と思うんでしょうか?

その答え。

それは『脳が、赤ちゃんらしい要素を持っているものを“可愛い”と判断している』んだと言われているんですね。

どうやら“可愛い”と感じるものには一定の法則がある様子なんです。

赤ちゃんの特徴といえば、小さな身体に小さなパーツですよね。

丸い顔に黒目がちな目。

さらに、ふっくらとした頬に小さな鼻と口。

これらが顔の低い位置に集まっています。

また、大きな頭に比べて短い手足。

動きはぎこちない印象を受けます。

この特徴のことを「ベビーシェマ」と言うのですが、これこそが赤ちゃんを見たに感じる“可愛い”という感情の正体。これらの特徴を持ったものを見たとき、人間は本能的に、“守ってあげなくちゃっ”と思うそうなんです。

この「ベビーシェマ」は、生後すぐ、1人では生きていけない動物に顕著に現れます。

子犬も子猫も、生まれてすぐには、目が開いていないような状態…誰かに保護してもらい、育ててもらわなければなりませんよね。

“誰かに助けてもらわなければならない”からこそ、本能に訴えかけるような外見を備えているんですね。

そして、面白いことに“最も可愛い”と感じる時期が、“手の掛かる時期”と重なるようになっているというんです。

ある研究で、“人間の赤ちゃんが、最も可愛い時期はいつ頃か”という調査をしたところ、結果は“1歳前後”となりました。

“1歳前後”というと、丁度歩き始めの時期と重なります。

この時期は、一瞬のうちに転倒して、頭を打つなんて事が普通にあるんですね…。

そのため、子育てをしてきた筆者としても本当に目が離せない時期だと思っています。

人間の赤ちゃんは、まさにこの大変な時期に、“一番可愛いとき”を持ってくるそうなんですね。

そうすることで、自分を守ってくれるであろう人々の注目を集めようとする訳です。

よく考えられていますよね…。

これは種を繋ぐための生存戦略とも言えます。

生まれたばかりの赤ちゃんが微笑む、“新生児微笑”も、本当の微笑みではなくただの反射だとされていますが、これも赤ちゃんの生存戦略ではないかと言われています。

筆者、反射だと分かっていても“新生児微笑”を見たときには、寝不足や疲れが吹っ飛びましたから、生存戦略としては十二分な効果を発揮していると思いますね。

(独特の笑顔なのですが、本当に可愛いんですよ…)

話を戻して、「ベビーシェマ」なのですが、大人が“可愛い”を追求する時に使われたりもしています。

アニメのキャラクターや、マスコットなど、可愛いと思わせてくれるものは「ベビーシェマ」の宝庫なんですよ。

また、メイクで可愛く見せたければ…極端に言えば、お手本は“赤ちゃん”や“幼児”となる訳です。

他にも、京都の舞妓さんの履く“おこぼ”とか“ぽっくり”など呼ばれる、特有の下駄もそういった幼さを強調するアイテムだと、聞いたことがあります。

この“おこぼ”という下駄は、そもそもが七五三なんかで使われる、子ども用のものなんですね。

修行を始めて1年目の舞妓さんは、鈴の付いた“おこぼ”を履くのですが、この鈴も元はと言えば、“迷子防止用の鈴”。

俗に言う、ピコピコサンダル的なものなんです。

そんなことから、“おこぼ”を履くという時点で幼い子どもを連想するに十分なのですが、“おこぼ”は晴れ着の際の立ち振る舞いを学べるとされている下駄でして…かなりの高さと重さがあり、履くと大股では歩けず、摺り足気味にトコトコというような足運びをすることになります。

この時の、ややぎこちない歩き方が幼さをさらに強調するんですね。

筆者が聞いたのは、「そんなところからも舞妓さんが“可愛い”という印象を持たれることに繋がっているんだ」…というような内容の話でした。

(筆者にこの話をしてくれた人は、「だいたい舞妓さんを卒業するのは20歳くらいだけど、そんなこんなで、“おこぼ”は少女の証。履いている間は何歳でも少女」と断言していましたねぇ)

…と、つい昔の回想に浸ってしまいましたが、まとめると“可愛い”には「ベビーシェマ」という法則があり、それらは「種を存続させるための進化」で、「相手の本能に訴える」ものだったということですね。

しかし、赤ちゃん達…

完全に自然体なのに、あんなに可愛いなんて本当にズルいですよねぇ…。

さて、今回は…赤ちゃんの写真を見て、あまりの可愛さについつい身悶えしてしまう筆者をどうにか正当化してみようと、頑張ってみました。(笑)

少子高齢化が進む、この日本のご時世では赤ちゃんは貴重な存在…。

みんな元気にスクスクと育って欲しいものですね。

それでは今回はこの辺で失礼致します。



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