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パラサイト ~半地下の家族~

こんにちは、広報チームの佐藤です。

最近話題の「パラサイト ~半地下の家族~」を鑑賞して来ました。

皆さんの中にも鑑賞された方はいらっしゃいますか?

実は、以前にお話しした「テッド バンディ」を鑑賞した際に、気になっていて、機会があれば鑑賞したいと思っていたので念願叶っての鑑賞でした。

期待を裏切らないテンポの良い映画でした。

韓国映画だったのですが、ドラマとかだと “泥沼の長期作品”というイメージがありましたが、次々に物語の展開が進み、惹きつけられました。

さて、なぜこんなに各国で注目された映画になったのか考えてみました。

韓国で起きた話でありながら、世界各国が直面している問題として共感できるから?

たしかに、これらの回答は『パラサイト 半地下の家族』が傑作として賞賛される理由のひとつでしょう。

しかし私はそれ以上に、この映画のテーマである「貧富の格差」の伝え方が絶妙だからだと思いました。

この映画を見るに当たって、少しだけですが韓国の情勢を調べてみました。

実際に、半地下もしくは地下で暮らす人々は多く居て、この映画はフィクションとは言い切れないという所にもあるのかもしれない。と思いました。

実際、韓国で家を借りる際には、頭金として500万円近く必要で、手持ち資金が無い場合は夫婦で銀行に借金をして家を借りたりするそうです。

借金をする事も出来ない方は、家賃や頭金の安い半地下・地下に住まざるを得ないという記事を目にしました。

本当に貧富の差が激しいですよね。

パラサイトは映画なので、事件が起きてしまいますが、寄生虫として生きて行く事になってしまう理由も分かるような気がしました。

ですが、この題名のパラサイト(寄生虫)、果たしてどっちが寄生しているのか分からなくなってしまいました。

金持ちパク家は、豪邸を維持したり買い物をしたり、子どもたちに勉強させるためには家政婦・ドライバー・家庭教師に依存しないといけません。

この関係性は冒頭からエンディングまで、しつこいほど表現されています。

物語を通してパク家が「他社に依存することなく自分たちだけで完結」する作業はありません。

天候不良のせいとはいえ、一家だけで出かけたキャンプすらも上手くいかない。

そう考えると、映画のタイトルにもなっている「パラサイト=寄生する者」はどっちでしょうか。

裕福な家族から搾取する貧乏な家族?

それとも貧乏な家族に依存しないといけない裕福な家族?

そして、最終的には、弱者の半地下で暮らす人が事件を起こしてしまいますが、同じ人間なのに、自分とは全く違う人生を歩んでいる所をまざまざと見せつけられてしまう身の回りのお世話をする仕事。

最初は、上手く寄生してお金も手に入り満足していたのが、日々の仕える中で、段々と違いを受け入れられなくなっていっているのが、少しずつ伝わってきました。

貧富の格差は韓国だけではなく世界的な問題ですね。

「貧富の格差」の表現力は絶妙で、この伝え方の上手さが傑作として評価される理由だと思いました。

少々ネタバレしてしまいましたが、ご興味のある方は是非鑑賞してみて下さい。


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